所長と所員によるブログ『今日も未来をゆく』

賃貸住宅未来研究所所長と所員が未来を求めてさまようコーナー。世の中の求める未来はSF映画にある様な「近未来」か、はたまた自然と共に生きる「共存」か・・・所長や所員が話題の場所に足を運び、感じたことを綴ります。

所員編

第44弾
キャッシュレスの未来

2019.06.21

未来研 所員の小杉です。
早いもので令和になって2ヶ月が経とうとしています。
元号が変わって、領収書等の年号表記が変わったり、一部の行政システム上では日付を西暦に統一化されるなど、身近な生活の中で様々な変化がありました。
 
こうした変化はまだまだ始まったばかり。改元に伴って、この7月には「令和」を刻印した硬貨が発行されます。さらに、2021年度上期を目途に500円硬貨を刷新、2024年度上期には千円、5千円、1万円の新紙幣が流通される予定であることも発表されています。
2021年以降の新硬貨・紙幣の刷新は、最新技術で偽造防止を強化し、今後も現金を安全な決済手段として維持することが目的だそうです。
 
このような新硬貨・紙幣の刷新が進む一方で、日本政府は現金の流通をなくすという「キャッシュレス化」の政策も並行して進めています。実際、ここ数年の間に「実体の無いお金」=キャッシュレスでの決済形態が増えてきたように思います。何と、神社やお寺のお賽銭まで「キャッシュレス化」が進んでいるそうです。(←これに関しては、小銭が無い時は便利だとは思いますが、個人的には、お賽銭箱にお供えを入れる形が「実体の無いお金」というのは風情がないなぁ…と感じます。)
とはいえ、世界的にみると日本はいまだ強い現金主義で、世界のキャッシュレス化の波から大きく取り残されています。
大東建託では、月々の家賃や入居・退去時の費用の支払いをクレジットカード(キャッシュレス)決済にすることが可能な物件を数多く提供していますが、不動産賃貸の多くは家賃は振り込みや自動引き落とし(キャッシュレス化されていない)というのが一般的です。
 
世界の国々では、小学校から金融リテラシー教育があり、資産運用や金利、投資等について学ぶそうですが、日本ではこうしたお金に関する教育はほとんど行われていません。
日本でキャッシュレス化が遅れている背景の一つとして、『お金』に関する知識の希薄さから現金以外の決済手段やセキュリティ面などで不安を感じている人が多いことが考えられます。
大東建託では現在、クレジットカード以外のキャッシュレス決済サービスの導入について検討中ですが、今後こうしたキャッシュレス化の動きが進展していけば、硬貨や紙幣の重要性は相対的に低下していくとみられ、2021年・2024年に予定されている新硬貨・紙幣刷新は実質的に最後となる可能性も高いとも言われています。
物々交換から始まり、貝殻や金属、紙幣へと変化を遂げてきた『お金』が「実体の有る」道具から「実体の無い」道具(=キャッシュレス)へと姿を変えつつある今こそ、『お金』の知識を身につける良い機会といえそうです。
未だ現金主義の私もこの機会にお金のことを見つめ直し、勉強したいと思います。

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