所長と所員によるブログ『今日も未来をゆく』

賃貸住宅未来研究所所長と所員が未来を求めてさまようコーナー。世の中の求める未来はSF映画にある様な「近未来」か、はたまた自然と共に生きる「共存」か・・・所長や所員が話題の場所に足を運び、感じたことを綴ります。

所員編

第3弾
コルビュジエの描いた未来 1

2014.10.14

賃貸住宅未来研究所所員の中島です。

このたび未来研究所の所員となりましたが、普段は企画の仕事をしており、建築に関してはまだまだ知らないことばかり。少しでも知識を増やして研究所の仕事に活かしたいと、日々勉強にはげんでいます。

 

「建築を知るにはまず本物を肌で感じなければ!」ということで、今年の夏休みに日本を飛び出しました!!

フランス南部の港町、マルセイユの中心部から地下鉄とバスを乗り継いで20分。
今回訪ねたのは、20世紀で最も影響力を持った建築家の一人、ル・コルビュジエが設計し1952年に完成したユニテ・ダビタシオンです。
「ユニテ・ダビタシオン」には“住居の統一体”と“住居の単位”という二重の意味が込められています。

 

バスを降りると、通りの並木の向こうに青、赤、黄、緑の四色に彩色の施された特徴的な外観が現れました。

 

――――住戸を垂直に重ねていき、建物の周りを人々の憩う公園にする

 

――――建物をピロティ(支柱)で地面から持ち上げ、そこに風景や人の往来の連続性を取り戻す

 

量産住宅のプロトタイプを作って革新をもたらそうとしたコルビュジエ。

木々にかこまれて広場にそびえるユニテ・ダビタシオンは、野心的な建築家の思想が注ぎ込

まれた結晶のようにも映ります。

 

建物内部には商店やレストラン、屋上にはプールもあり、それぞれににぎわいが見られます。コルビュジエの思い描いた理想の集合住宅の中に、現在でも確かに息づく人々の姿がありました。

 

コルビュジエは「住宅は住むための機械である」というショッキングな言葉を残しました。しかし、この創意のこらされた美しい集合住宅を見ていると、その言葉も未来を見据えた前向きなものとして響いてくるような気がします。

「住まいは住む人の為にあらゆる機能を備えるべきである。そして作り手は、そのために持ちうる限りの能力用い、思考を尽くさなければならない」

コルビュジエは、そんな意味をこめてこの言葉を贈ったのではないでしょうか。
住む人に向けてはあたたかい思いやりのメッセージとして。
作り手に向けては心強い励ましの声援として。

 

共有スペースをひと通り見て回った後、住戸内を見学しました。

入口の扉をくぐると、住戸の一つひとつにも理想を追い求めた建築家の、思索の軌跡を見つけました。

ピロティ

ピロティ(支柱)

屋上のプール

屋上のプール

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