所長と所員によるブログ『今日も未来をゆく』

賃貸住宅未来研究所所長と所員が未来を求めてさまようコーナー。世の中の求める未来はSF映画にある様な「近未来」か、はたまた自然と共に生きる「共存」か・・・所長や所員が話題の場所に足を運び、感じたことを綴ります。

所員編

第8弾
単位で未来を考える

2015.05.15

こんにちは。賃貸住宅未来研究所所員の櫻井です。
 
先日、六本木の東京ミッドタウンにある 21_21 DESIGN SIGHT で開催されている企画展その名も「単位展」というものに行ってきました。
 
プログラムによると 
「単位というフィルターを通して、私たちが普段何気なく過ごしている日常の見方を変え、新たな気づきと創造性をもたらす展覧会です。 -展覧会企画チーム-」
とあるように、ここには普段身近にあるさまざまな“単位”が目に見える形で展示されていました。
 
例えば「メートル原器」。メートルという単位概念は1791年にフランスで生まれ「北極点から赤道までの長さの1000万分の1の長さ」が由来で、それをものさし(形)にしたのがメートル原器(1799年製作)とのこと。 
なぜ北極点から赤道までの長さが基準なのか?どうやって当時その距離を測ったのか?? といった難しいことは別としてなんだか貴重な有り難みを感じてしまいました!(合掌) 

メートル原器(レプリカ)

メートル原器(レプリカ)

 

他には「時間」。例えば “10秒間” を別な見方をすると(10秒間で)「私たちは地球の自転により東に3,770mも移動していたり!」「日本の借金が1,157万円!!も増えていたり」・・・(苦笑)ここでは全てをご紹介できませんが、他にもいろいろと楽しい展示が盛りだくさんあり、会場も大盛況でした。 

時間変換装置?

時間変換装置?

 
あらためて思えば、住まいの中にもにもさまざまな単位があります。 
広さを示す「畳数」なんて、すごく良く出来た便利な“単位”なんだと感じます。 
 
第3・4回ブログで中島所員が紹介していた巨匠建築家のル・コルビュジェは、人にとって理想の寸法(尺度)を追求し、人体寸法と黄金比を掛け合わせて「モデュロール」という単位を独自に創り設計に活用していました。また、日本の建築家でも黒川紀章は、銀座にある「中銀カプセルタワービル」(1972年)でカプセル型の集合住宅を設計し、住戸を“カプセル”という単位で表しています。 

余談ですが、カプセルタワーを愛し、数住戸所有するような素敵な方は「私は5カプセル持ってます」とか言うようで、なんだか思わずカッコイイ!! と思ってしまいます。
 

私たちは賃貸住宅未来研究所として、未来の住まいを日々コツコツと考えていますが、未来の新たなくらしを考えるということは、実は家族や空間や地域や心地よさや住まいetc の「新たな単位」を創造することかもしれない・・・
 
例えば、心地よい風が入る仕掛の数やレベルを“ココッチ”といった単位で表し「僕の家は10ココッチ!!」とか・・・将来的に住まいがどんどんモバイルと小型モビリティとの融合によって「モバイエ」とか呼んだり??などなど・・・ふと、そんな気づきと空想(妄想)を与えてくれた良い展示会でした。 

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